ラタンを使った軽やかで涼しげな壁掛けシェルフ

2019年にフィンランドへ建築を見て回る旅をしました。
その中で、見ずには死ねない建築のひとつのマイレア邸に行った時に見た１階の角の部屋にあったラタンを使った据付のシェルフがとても印象的でした。
マイレア邸の前に見たコエタロもリラックスした空気がとても良くて、この中にあっても違和感がないシェルフというのをイメージしてデザインしたラタンのシェルフです。

いまでは見なくなったけどアンティーク家具ではたまに見るラタンを使ったシェルフ。
それをマジカルファニチャーなりの味付けをしてデザインしました。
ラタンの素材の持つ軽やかな印象とガラスの棚がゆるさを感じるし、そのゆるさが部屋の中でリラックスした雰囲気を感じさせてくれます。

ラタンは東南アジアで多く生えているツルのような植物で昔から家具の素材として使われていました。
天然素材をそのまま使うので木のように製材して大きさを揃えて形を揃えたり、まっすぐなものだけ使うということもしにくい。近い太さのものを集めて素材の風合いそのままで作った方が歪みは出るけど少し隙がある感じがしていい。

壁に打ったピンに引っ掛ける

壁に直径１ミリ程度のピンを打ち込んで、それに引っ掛けて固定します。付属のフックを使ってもいいしピンだけでもいい、でもフック付きの方が安心感があります。
市販の補修キットを使えば壁の小さな穴も消えるので賃貸の石膏ボードの壁でも大丈夫です。

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